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【写真:Getty Images】
遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)
生年月日:1993年2月9日
日本代表通算成績:29試合2得点
東京五輪にオーバーエイジ(OA:25歳以上)として出場し、攻守にわたり強靭なフィジカルで中盤を支配した遠藤航なくして、ベスト4進出はなかっただろう。所属するシュツットガルトで2年目にしてキャプテンを任されるこの男は、日本代表でも欠かせない存在となっている。
遠藤の特徴は何と言っても対人の強さだ。欧州5大リーグの中でもデュエルの勝率を重要視するブンデスリーガで、昨季は初挑戦にしてリーグ最多のデュエル勝利数を記録。中盤の球際でこの男が負けることはほとんどない。オマーン代表戦では柴崎岳との連係が上手くいかず、スペースを使われる場面が多々見られたが、中国戦ではそのフィジカルの強さで相手を圧倒する活躍を見せてほしい。
【写真:Getty Images】
守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)
生年月日:1995年5月10日
日本代表通算成績:9試合2得点
20/21シーズンの冬にサンタ・クララに移籍した守田英正は、加入後すぐにスタメンに定着。昨シーズンに続き、今季もここまでリーグ戦フル出場を続けている。安定したシンプルなプレーで攻守の橋渡し役を担う守田は、圧巻のプレーで中盤に君臨する。
FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選で遠藤航と見事な連係を見せた守田は、オマーン代表戦で低調なパフォーマンスだった柴崎に代わり、今夜の中国代表戦ではスタメンに入るだろう。中国戦では、果敢にゴール前にも顔を出す守田と強靭なフィジカルで相手の芽を摘み取る遠藤が、攻守でバランスの取れた連係で中盤を支配する。
【写真:Getty Images】
鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
生年月日:1996年8月5日
日本代表通算成績:14試合4得点
昨季のフランクフルトではスタメンに定着し、リーグ戦32試合でリーグ3位となる12アシストを記録。惜しくもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権は逃したが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権内の5位に貢献した。その活躍から今夏には、トッテナムやACミランからの関心も寄せられた。
アジア2次予選以降、日本代表に定着した鎌田大地は、中盤からのスルーパスやペナルティーエリア深くに切り込んでクロスなど、様々な局面からアシストすることが出来る。しかし、オマーン代表戦では、相手が中央で強固な守備を築いたことでほとんどボールに触ることが出来なかった。中国代表戦では、持ち前のドリブルと意表を突くパスで勝利に導く活躍が必要になる。