DF
【写真:Getty Images】
室屋成(ハノーファー/ドイツ)
生年月日:1994年4月5日
日本代表通算成績:15試合0得点
昨季ブンデスリーガ2部のハノーファーに移籍した室屋成は、移籍後すぐにスタメンに定着。対人の強さと果敢なオーバーラップや、広い視野で味方の動き出しに瞬時に合わせられるパススキルで攻守に貢献している。
2020/21シーズン終了後すぐに東京五輪に出場するなど、休みなくプレーし続けていた酒井宏樹は、オーバーワークを考慮され日本代表を途中離脱。その穴を埋めるのは、室屋しかいないだろう。代表戦出場時に酒井に劣らない安定感のあるプレーを見せるこのDFは、勝利が必要な中国戦で重要な役割を担う。
【写真:Getty Images】
吉田麻也(サンプドリア/イタリア)
生年月日:1988年8月24日
日本代表通算成績:108試合11得点
日本代表のキャプテンであり守備の要の吉田麻也は、東京五輪でもオーバーエイジ(OA:25歳以上)として出場。U-24日本代表でもキャプテンを務め、若手選手たちを牽引しベスト4に進出した。所属しているサンプドリアでも開幕戦からフル出場。主力に定着している。
対人と空中戦の両面で強さを見せる吉田は、試合終盤には前線にターゲットマンとして残り、攻撃の軸にもなる。守備だけでなく前線へのロングフィードも高精度。オマーン代表戦では試合終盤に失点こそしたものの、それまで再三のピンチを防いだ。中国代表戦では、東京五輪でもコンビを組んだ冨安健洋とともに相手の攻撃を完封してほしい。
【写真:Getty Images】
冨安 健洋(アーセナル/イングランド)
生年月日:1998年11月5日
日本代表通算成績:23試合1得点
2019年に移籍したボローニャでイタリア中にその名を轟かせた冨安健洋には今夏、多くのオファーが殺到した。その中からイングランドの名門、アーセナル移籍を決断。日本代表不動のCBにもなった冨安は、欧州3年目にして世界的ビッグクラブに移籍を果たした。
CBとSBでプレーできる冨安は、粘り強い守備だけでなく両足ともに正確なロングフィードを蹴ることができる。さらに、果敢なオーバーラップでゴールに迫るプレーが可能な現代型CBだ。試合終盤に集中力を欠き敗北したオマーン代表戦は移籍の関係により欠場したが、中国代表戦を前に代表に合流。厳しいアウェイ初戦を勝利に導く鉄壁を期待したい。
【写真:Getty Images】
中山雄太(PECズヴォレ/オランダ)
生年月日:1997年2月16日
日本代表通算成績:5試合0得点
ボランチを主戦場とするも、東京五輪では左SBで安定したプレーを見せ、ベスト4進出に貢献した中山雄太は、今回の FIFAワールドカップカタール2022出場に向けたアジア最終予選メンバーに招集された。
2日のオマーン代表戦では、長きに渡り日本代表不動の左SBを務めてきた長友佑都がフル出場するも、持ち前のスタミナ以外は精彩を欠いたプレーが目立った。その他、佐々木翔も選出させているが、献身的なプレーで守備面に安定感をもたらす中山がその代わりを担うだろう。