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前代未聞の試合中止にメッシも怒り「3日前からブラジルに来ていた。なぜ今…」

text by 編集部 photo by Getty Images

リオネル・メッシ
【写真:Getty Images】



 現地時間5日に行われたカタールワールドカップ南米予選のブラジル代表対アルゼンチン代表戦は、キックオフから数分後に中止されるという前代未聞の事態となった。アルゼンチンのエースであるFWリオネル・メッシも困惑と怒りをあらわにしている。

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 南米の強豪2ヶ国は今回の予選でも順調に1位と2位を占めており、7月に行われたコパ・アメリカ2021(南米選手権)決勝の再戦でもあった。パリ・サンジェルマンで再びチームメートになったメッシとFWネイマールの激突としても注目されたが、試合は予想外の形で結末を迎えることになった。

 キックオフから数分が経過した時点で、現地ブラジルの保健当局の関係者らがピッチに入り込みプレーは中断。ピッチ上は混乱に陥って選手たちはドレッシングルームに引き上げ、結局そのまま中止となることが決定された。

 ブラジル当局の発表によれば、イングランドのクラブに所属する4人のアルゼンチン代表選手がブラジル入国後の隔離義務違反を犯した疑いがあるとされている。だがメッシは、現地当局が試合に介入したタイミングについて不満を口にしている。

「なぜ試合をスタートさせて5分後に止めるんだ? 僕らは1時間前からスタジアムに来ていた。話ができたはずだ」「3日前からここ(ブラジル)に来て試合を待っていた。なぜもっと早く来なかったんだ?」と、メッシによるコメントをブラジル『ESPN』が伝えた。

 9日にホームでのボリビア代表戦を予定しているアルゼンチンの選手たちはすでにブラジルを出国したと報じられている。中止となったブラジル対アルゼンチン戦の扱いは未定であり、今後の決定が待たれる。

【了】

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