19位:猛威を振るう遅咲きのドリブラー
【写真:Getty Images】
FW:リヤド・マフレズ(アルジェリア代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1991年2月21日(30歳)
市場価値:4200万ユーロ(約50.4億円)
20/21リーグ戦成績:27試合9得点6アシスト
現在でこそ、世界最高峰のクラブであるマンチェスター・シティで活躍しているが、リヤド・マフレズがそこにたどり着くまでの道のりは長かった。出身地のフランスでは2部でプレーしており、トップチームデビューも20歳と遅かった。それでも、徐々に頭角を現し、14年冬にレスター・シティへ移籍。半年でプレミアリーグへと引き上げると、昇格2年目には17得点10アシストという圧倒的な成績で、“奇跡の優勝”の立役者となった。
プレミアリーグで猛威を振るったのは、マフレズの切れ味鋭い「ドリブル」だ。右サイドからカットインし、得意の左足で精度の高いシュートやクロスを放つ。「スピード」だけで打開するタイプではなく、独特のボールタッチで相手の守備網をかいくぐる。左足から放たれるプレースキックも武器だが、右足のキックも意外性があって脅威となる。
18年夏にはシティへ移籍した。加入1年目から自身3度目となる2ケタ得点2ケタアシストをマークし、リーグ優勝に貢献している。ペップ・グアルディオラ監督の下ではインサイドに絞る場面も増えた。プレーの幅を広げたマフレズは、相手にとってさらに厄介なアタッカーへと進化している。
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