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【写真:Getty Images】
伊東純也(ヘンク/ベルギー)
生年月日:1993年3月9日
日本代表通算成績:24試合5得点
昨季、海外日本人で最も活躍したのは間違いなく伊東純也だろう。リーグ戦32試合で10得点12アシストを記録。ヘンクで攻撃を牽引する伊東は、抜群のスピードを活かしたドリブルからのゴールやアシストだけでなく、今季は攻撃の起点となり周りを活かすプレーも見せている。4節には味方との連係から見事なミドルシュートを決め、今季初ゴールをマークした。
今では日本代表に欠かせない存在となっているが、同じ右サイドには久保建英や堂安律といった東京五輪に出場し、同じく海外で活躍する実力者が名を連ねている。現状のポジション争いでは伊東がリードしていることは間違いないが、1試合ごとのパフォーマンスによってはすぐに入れ替わる可能性もある。最終予選もだが、チーム内でも気を抜けない戦いが繰り広げられている。
【写真:Getty Images】
久保建英(マジョルカ/スペイン)
生年月日:2001年6月4日
日本代表通算成績:11試合0得点
東京五輪でU-24日本代表の攻撃を牽引し、グループリーグ3試合連続ゴール。グループリーグ突破とベスト4進出に大きく貢献した20歳のMFは、今季2年ぶりにマジョルカに復帰した。開幕戦は試合終盤の出場となったが、その後の2節と3節はスタメン出場。攻撃の主軸として2連勝に貢献している。
前線の2列目を主戦場とする久保は、卓越したテクニックを武器に、相手の意表を突くパスや一人で局面を打開するドリブルで多くのチャンスを作り、違いを生み出すことができる。代表でまだゴールを決めていないが、オマーン戦では初得点を決める活躍でチームに勢いをつけてほしい。
【写真:Getty Images】
古橋亨梧(セルティック/スコットランド)
生年月日:1995年1月20日
日本代表通算成績:6試合3得点
セルテックに加入以降、公式戦9試合で7得点と凄まじい速度で得点を量産する古橋亨梧は、今季ここまでの海外日本人選手の中で最も活躍している選手と言っても過言ではないだろう。スコットランドの地で覚醒し、一瞬の隙で敵を仕留めるこの男は、ペナルティーエリア内で最大の脅威となる。
古橋は豊富な運動量で前線からのプレッシングを遂行し、カウンターの場面ではスピードを武器に駆け上がる。抜群のスピードで抜け出すと、DFは簡単に追いつくことができない。そして、ゴール前に飛び込むタイミングと相手DFの死角に入る動きは一級品。セルティックでの好調そのままに、オマーン戦でもゴールを期待したい。
【了】