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【写真:Getty Images】
酒井宏樹(浦和レッズ)
生年月日:1990年4月12日
日本代表通算成績:65試合1得点
東京五輪にオーバーエイジ(OA:25歳以上)として出場し、攻守にわたり奮闘した酒井宏樹は、今夏浦和レッズに移籍。8年ぶりにJリーグに復帰した。フランスでネイマールやキリアン・エムバペと渡り合った酒井は、東京五輪後すでにJリーグ4試合連続フル出場。疲れを見せず、良いコンディションを維持している。
攻撃面では、果敢なオーバーラップからの高速クロスでチャンスを生む。守備面でもフランスリーグやUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で世界のスター選手を抑えてきた対人の強さで右サイドを封鎖。攻守両面で奮闘し右サイドを支配する酒井の実力と経験は、日本代表にとって欠かせない。今回のオマーン戦でも攻守で牽引する活躍を期待したい。
【写真:Getty Images】
吉田麻也(サンプドリア/イタリア)
生年月日:1988年8月24日
日本代表通算成績:107試合11得点
日本代表のキャプテンであり守備の要の吉田麻也は、東京五輪でもオーバーエージ( OA:25歳以上)として出場。U-24日本代表でもキャプテンを務め、若手選手たちを牽引しベスト4に進出した。所属しているサンプドリアでも開幕戦からフル出場。主力に定着している。
対人と空中戦の両面で強さを見せる吉田は、試合終盤には前線にターゲットマンとして残り、攻撃の軸にもなる。守備だけでなく前線へのロングフィードも高精度。この男なくして今の強固な守備を誇る日本代表は実現できていないだろう。
【写真:Getty Images】
植田直通(ニーム/フランス)
生年月日:1984年10月24日
日本代表通算成績:15試合1得点
昨季はリーグ・ドゥ(2部)のニームで9試合の出場に止まったが、今季は開幕戦から全試合フル出場。スタメンを確保し、ここまで6戦無敗に貢献している。日本代表でもスタメン奪取に向け、好スタートを切っている。
2015年から度々日本代表に招集されるも、なかなか出場機会が得られていない植田がスタメンを奪取するには、今回の招集でのアピールが必要になる。高い身体能力とスピードを持ち合わせるこのDFには、吉田麻也と冨安健洋の定位置を脅かす活躍を見せてほしい。
【写真:Getty Images】
長友佑都(無所属)
生年月日:1986年9月12日
日本代表通算成績:125試合4得点
昨季、酒井宏樹も所属したマルセイユでリーグ戦25試合に出場した長友佑都は、シーズン終了後に退団。現在は無所属となっている。代表歴代2位の125試合に出場するベテランSBは、今もなおスタメンを確保し続けている。
無尽蔵の体力で左サイドを上下動する長友が日本代表にもたらすものは多いが、無所属となっている現在は、試合勘とコンデションにやや不安が残る。Jリーグ復帰ではなく、海外で新たなチームを探す長友にとって、2日のオマーン戦は絶好のアピールの場となるはずだ。