ボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋は、欧州の移籍市場最終日となる31日にプレミアリーグ移籍が決定することになるかもしれない。アーセナルが獲得に向けて動いていると報じられている。

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　冨安に対しては、特にトッテナムが獲得への強い関心を示していることが東京五輪（東京オリンピック）以前から盛んに報じられ続けていた。だが現在トッテナムはバルセロナのブラジル代表DFエメルソン・ロイヤルの獲得に近づいているとみられ、ポジションの重なる冨安への関心は薄れているようだ。

　アーセナルも冨安に関心を示しているクラブのひとつだと言われていたが、ここに来て本格的な動きを見せてきたようだ。英『アスレティック』が報じたところによれば、夏の移籍市場が終了する31日中の獲得を目指して動いているという。

　アーセナルのミケル・アルテタ監督は冨安を非常に気に入っており、フィジカル面や技術面などを高く評価しているという。守備の複数のポジションでプレーできることも魅力だが、アーセナルが特に補強を必要としているポジションは特に右サイドバックだとされている。

　冨安のアーセナル移籍が実現するかどうかは、31日に他選手の放出が決定するかどうかにも左右されるかもしれない。特に、右SBのエクトル・ベジェリンが移籍することになればポジションが空く形となることが見込まれる。ベジェリンはベティスへの移籍に迫りつつあるとも報じられている。

　カタールワールドカップ・アジア最終予選に向けて日本代表にも招集されている冨安だが、移籍に向けたメディカルチェックが必要となる可能性に備えて欧州を離れず。9月2日に行われる最終予選初戦のオマーン代表戦を欠場することが確定している。

　今季のプレミアリーグでは無得点での開幕3連敗という最悪のスタートを切ったとはいえ、アーセナルはイングランドを代表する名門クラブのひとつ。果たして冨安の加入は実現するのだろうか。

【了】