2位:バルセロナの心臓
【写真:Getty Images】
MF:シャビ・エルナンデス(元スペイン代表)
在籍期間:98年夏~15年夏(バルセロナ)
リーグ通算成績:505試合58得点129アシスト
代表通算成績:131試合12得点24アシスト
バルセロナの心臓と呼ばれ、その身でティキ・タカを体現したシャビ・エルナンデスは、在籍17年間で505試合に出場し129アシスト記録。08/09シーズンには、自己最多となる23アシストを記録した。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下、世界最強と言われたチームは、シャビ無くして実現することは出来なかっただろう。
世界トップクラスのパススキルと戦術眼を持ち、的確なポジショニングでバルセロナの黄金期の中核を担ったシャビは、17年間で27個のタイトルを獲得した。スペイン代表でもユーロ(欧州選手権)2連覇とFIFAワールドカップ優勝に貢献し、その右脚から生まれる華麗なポゼッションサッカーで世界中を魅了した。そして、バルセロナ最後のシーズンとなった14/15シーズンには2度目のシーズン3冠を達成し、カタールのアル・サッドに移籍した。
2019年にアル・サッドで現役を引退。引退と同時にアル・サッドの監督に就任したシャビは、すぐにその才能を発揮。就任2年目の20/21シーズンには、リーグと国内カップの2冠を達成している。また、近年監督問題が囁かれるバルセロナでも幾度となくシャビの噂が出るも、未だ実現はしていない。近い将来、シャビが監督としてカンプ・ノウに帰還する日が訪れるのだろうか。
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