4位:アフロヘアが特徴のアタッカー
【写真:Getty Images】
FW:ウィリアン(ブラジル代表)
在籍期間:13年夏~20年夏
クラブ通算成績:339試合63得点62アシスト
代表通算成績:70試合9得点15アシスト
ウクライナの強豪シャフタール・ドネツクはこれまで多くのブラジル人選手を獲得して育て、高額な移籍金で他クラブへと送り出してきた。現在33歳となったウィリアンもその中の一人。2007年にコリンチャンスからシャフタールに移った同選手は6年間在籍し、11個ものタイトルを獲得している。
2013年2月、ウィリアンは3500万ユーロ(約42億円)という移籍金でアンジ・マハチカラに旅立った。しかし、同クラブが経営規模の縮小を決定したことでわずか半年で退団。そして、チェルシーへの移籍を掴み取っている。この時、リバプールやトッテナムからも興味を示されていたようだ。
晴れてビッグクラブの一員となったウィリアンは1年目から主力の座に君臨。翌2014/15シーズンにはクラブ5度目のプレミアリーグ制覇に貢献している。そして2015/16シーズンには、チェルシーのファンが選ぶ年間最優秀選手賞と選手が選ぶ年間最優秀賞をダブル受賞。同年に両賞を獲得したのはエデン・アザール、フアン・マタの二人だけだった。こうしてウィリアンは、チェルシーで確固たる地位を築くことに成功したのである。
ブラジル人らしい高度なテクニックで相手DFを翻弄するプレーが持ち味だが、右足のキック精度の良さもウィリアンの自慢である。事実、チェルシーではセットプレーのキッカーを任されることが多かった。昨年夏にアーセナルへ去るまでこれだけ多くのアシストを残してきた理由は、長く在籍しただけでなく、そうした武器が備わっていたからと言えそうだ。