2位:アフリカ最高のFW
FW:モハメド・サラー(エジプト代表/リバプール)
生年月日:1992年6月15日(29歳)
市場価値:1億ユーロ(約120億円)
20/21リーグ戦成績:37試合22得点5アシスト
リバプールのエースとして活躍するモハメド・サラーは、アフリカを代表するストライカーだ。プレミアリーグでは4シーズンで得点王に2度輝き、リバプールのリーグ優勝とUEFAチャンピオンズリーグ制覇の原動力となっている。エジプト代表ではキャプテンを務め、国内では英雄的な存在に。ボーダフォン財団と、国連の難民支援機関であるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が提供する難民の子どもたちに教育の機会を与える「即席ネットワーク教室」のアンバサダーを務めるなど、積極的な社会貢献も高く評価されている。
ピッチ内に目を移せば、サラーの異次元の「スピード」が目に留まる。スペースがあれば、切れ味鋭いドリブルで切り込み、左足のシュートへと持ち込む。右サイドから狙うコントロールショットがサラーの十八番だが、ゴール前でフリーになる動きにも長けている。そういった「IQ」の高さも、サラーがゴールを決め続ける理由だ。
在籍5年目を迎えたリバプールでは、すべての開幕戦でゴールを決めている。大事なところでゴールを決められる「メンタル」も、ストライカーとして活躍し続けるのに必要な資質と言えるだろう。
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