【写真:Getty Images】
今年の夏の移籍市場では、サッカー界の2大ビッグスターであるリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドがともに移籍するという衝撃の展開となった。だが残りわずかとなった移籍期間中にさらなる大きな動きもあるかもしれない。
メッシは昨季終了後に満了していたバルセロナとの契約を延長することが不可能となり、フリー移籍でパリ・サンジェルマン(PSG)に加入することが決定。さらに27日には、C・ロナウドもユベントスから古巣マンチェスター・ユナイテッドへの復帰に向けたクラブ間合意が発表された。
大物ストライカーの動きとしては、PSGのキリアン・ムバッペが移籍する可能性もまだ消えてはいないようだ。ムバッペに関しては、先日レアル・マドリードが1億6000万ユーロ(約207億円)以上というオファーを出して断られたことが明らかになったが、マドリーはまだ獲得を諦めてはいないとみられている。
スペイン紙『マルカ』は、28日がムバッペのマドリー移籍に向けて「決定的な1日になる可能性がある」として同選手と両クラブの動向を伝えている。ムバッペは現地時間午前のPSGの練習に姿を見せたが、これがPSGでの「最後の練習になるかもしれない」と予想されている。
PSGは29日にリーグアン第4節の試合でスタッド・ランスと対戦する。メッシのデビュー戦となることも期待される試合だが、この試合にムバッペが招集されるかどうかも注目されそうだ。もしメンバーから外れれば、マドリー移籍が近いことを強く示唆する動きとなる。
さらにムバッペが移籍すれば、さらなる大型移籍の連鎖が起きることもあり得る。PSGは代役としてボルシア・ドルトムントのアーリング・ブラウト・ハーランドや、バイエルン・ミュンヘンのロベルト・レバンドフスキの獲得に動く可能性があるとも噂されている。最後まで目の離せない移籍市場となりそうだ。
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