2位:唯一無二のパスを送る絶対的司令塔
【写真:Getty Images】
MF:ケビン・デ・ブライネ(ベルギー代表)
在籍期間:15年夏~現在
クラブ通算成績:262試合67得点107アシスト
代表通算成績:84試合22得点40アシスト
ケビン・デ・ブライネは現所属メンバーの中で最多となる107アシストを記録している。2015年夏にマンチェスター・シティに加入し、6年間で3度のリーグ優勝に貢献。19/20シーズンには13得点20アシストという数字を残して、プレミアリーグ年間MVPに選出された。20アシストはティエリ・アンリと並ぶリーグ最多アシスト記録となっている。
シティでは絶対的な司令塔に君臨しているが、プレミアリーグで最初にプレーしたのはチェルシーだった。母国ベルギーのヘンクでデビューし、20歳のときにチェルシーが獲得している。しかし、そのままヘンクでプレーを続け、その後もブレーメン、ヴォルフスブルクへ期限付き移籍している。チェルシーでプレーすることはほとんどないまま、ヴォルフスブルクに完全移籍。その1年半後にシティが7600万ユーロ(約91億円)とされる移籍金で獲得している。
類まれなるパス技術で、いくつものゴールをおぜん立てしてきた。針の穴をも通す正確なスルーパスや、ピンポイントでターゲットに届くクロスはデ・ブライネにしかできない芸当だ。6月には30歳の誕生日を迎えたが、今後の活躍次第ではトップを狙える位置につけている。
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