3位:不調に陥ったドリブラー
【写真:Getty Images】
FW:ラヒーム・スターリング(イングランド代表)
在籍期間:15年夏~現在
クラブ通算成績:292試合114得点87アシスト
代表通算成績:68試合17得点23アシスト
クイーンズ・パーク・レンジャーズの下部組織出身のラヒーム・スターリングは、リバプールでプロキャリアをスタートさせている。17歳のときにデビューし、ルイス・スアレス、ダニエル・スターリッジと強力な3トップを形成。しかし、デビューからわずか3年でマンチェスター・シティに移籍。シティはリバプールに4900万ポンド(約93億円)とも言われる移籍金を支払っている。
スターリングが加入した1年後にペップ・グアルディオラがシティの監督に就任する。独特なリズムから繰り出す切れ味鋭いドリブルを活かす術を身に着け、16/17シーズンは自身初の2ケタアシスト、翌シーズンは18得点15アシストという驚異的な数字を残した。両ウイングだけでなく、センターフォワードとしてもプレーし、19/20シーズンはプレミアリーグで20ゴールを挙げる活躍を見せた。
在籍6年間で3度のリーグ優勝を経験し、2度のリーグ月間MVPに輝いた。しかし、昨季は一転して不調に陥り、先発を外れる試合も少なくなかった。ユーロ2020(欧州選手権)では3得点を挙げてイングランド代表を決勝へと導いたスターリングは、これからどのような活躍を見せるのだろうか。
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