長い歴史を持つマンチェスター・シティというクラブは、これまで多くの傑出したパサーを輩出してきた。そこで、今回は21世紀に在籍した選手を対象としたアシストランキングを紹介する。※01/02シーズン以降に在籍した選手が対象、成績は20/21シーズンまで、データは『transfermarkt』を参照
5位:優勝の立役者が突然、戦力外に…
【写真:Getty Images】
MF:ヤヤ・トゥーレ(元コートジボワール代表)
在籍期間:10年夏~18年夏
クラブ通算成績:316試合79得点50アシスト
代表通算成績:87試合18得点15アシスト
【今シーズンのシティの試合はDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
ヤヤ・トゥーレがマンチェスター・シティにやってきたのは2010年の夏。ベルギー、ウクライナ、ギリシャ、フランスと渡り歩き、バルセロナでは3年間プレー。ラ・リーガ連覇に貢献したが、ペップ・グアルディオラ監督と信頼関係を構築できず、プレミアリーグでまだタイトルを獲ったことのなかったシティへ、3000万ユーロ(約36億円)とも言われる移籍金で加入している。
ロベルト・マンチーニ監督によってチームの中心に据えられたヤヤ・トゥーレは、持ち前のフィジカルとテクニックを存分に発揮した。加入2年目にクラブ史上初のプレミアリーグ優勝へと導くと、その2年後の13/14シーズンには20得点9アシストという驚異的な数字を残して2度目の優勝の原動力となった。
シティの中心として活躍し、2度のリーグ優勝の立役者となったが、グアルディオラがシティの監督に就任した16年夏に立場が一変する。ヤヤ・トゥーレの代理人が指揮官を批判したことを発端に、一時は戦力外状態となった。ヤヤ・トゥーレが謝罪したことでチームに戻ることができたが、18年夏に契約満了によりシティを退団となった。グアルディオラはヤヤ・トゥーレのクラブでの功績を高く評価していたが、クラブとの別れは残念な形となってしまった。その後は無所属の時期もあったが、古巣のオリンピアコスと中国の青島黄海足球倶楽部でプレーし、2019年限りで現役を引退している。