【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は26日、来月に行われるFIFAカタールワールドカップ・アジア最終予選に臨む日本代表メンバーを発表した。MF柴崎岳の招集は、ちょっとしたサプライズとなっている。
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日本代表は今回、MF南野拓実や遠藤航などを順当に選出。東京五輪に出場したメンバーからは久保建英らが選ばれており、若い世代も名前を連ねた。
そんな中、柴崎は昨年11月以来の日本代表招集だ。スペイン2部のレガネスでプレーする同選手は、今年に入って森保一監督から声が掛かっていなかったが、このタイミングで復帰となった。
柴崎の招集復帰には様々な側面があるはずだが、一つはコンディション面が挙げられるだろう。スペイン2部はすでに開幕しており、柴崎は第2節まで消化したリーグ戦で2試合続けて先発している。森保一監督も「岳がレギュラーとして戦っているところを確認している」と述べた。これまでベンチスタートが少なくなかった柴崎がレギュラーとしてシーズンを始めたことは、日本代表にとっても好材料だ。
東京五輪で遠藤と組んで好パフォーマンスを見せた田中碧を呼ぶという選択肢もあったはずだが、こちらは五輪後すぐにデュッセルドルフに加入。疲労の蓄積はもちろんのこと、初めての海外移籍で新天地にフィットすることの重要さもふまえて、招集を見送った可能性はあるだろう。
いずれにしても、長く森保ジャパンの司令塔を務めてきた柴崎にとっては、再び日本代表での存在感を強めるまたとないチャンス。今回のメンバー入りには、大きな意味があるはずだ。
【了】