17位:東京五輪にも参戦
【写真:Getty Images】
FW:アンドレ=ピエール・ジニャック(元フランス代表/ティグレス)
生年月日:1985年12月5日(35歳)
市場価格:200万ユーロ(約2.4億円)
20/21リーグ戦成績:31試合出場/14得点2アシスト
リーグ・アンで長くプレーしたストライカーは30歳直前で欧州を離れ、活躍の場をメキシコのティグレスに移している。すると1年目から大爆発し、リーグ戦ではMVPと得点王を獲得。それ以降も不動の存在としてクラブを支えている。また、今夏の東京五輪にはオーバーエイジ(OA)として参戦。チームの結果は残念だったが、個人では4得点をマークするなどベテランの意地を示していた。
身長186cm・体重84kgとFWとしては十分すぎる体格を誇っていて、その強靭な「フィジカル」を武器にDFを寄せ付けない。エアバトルにもめっぽう強いため、クロスなどのターゲットとして非常に頼りになる点も強みの一つだ。35歳となった現在も、このあたりに大きな衰えは見られていない。
「スピード」はなく「パス」センスも凡庸なため器用なタイプとは言い難いが、ボールが来れば迷わずシュートを選択するなど得点への意識が強く、非凡な決定力も備わっているなど、その怖さは古き良き時代のFWを思い起こさせる。メキシコでの得点数はこれからも伸びていくだろう。
【次ページ】16位:天才魔術師