鹿島アントラーズの新たな顔
【写真:Getty Images】
MF:荒木遼太郎 (あらき・りょうたろう)
生年月日:2002年1月29日(19歳)
所属クラブ:鹿島アントラーズ
2021リーグ戦成績:23試合出場/8得点6アシスト
ロアッソ熊本のジュニアユースで頭角を現した荒木遼太郎は、ユースには昇格せず東福岡高校にへの進学を決断した。1年次の2018年に行われたAFC U-16選手権では、U-16日本代表の主力として優勝に貢献。2年次には、すでに卒業後の鹿島アントラーズ入団が決定していた。
加入後すぐのルヴァンカップ開幕戦でプロデビューした荒木は、続くJ1リーグ開幕戦でも途中出場。内田篤人以来となる高卒1年目での開幕戦プロデビューを果たした。初年度からリーグ戦26試合2得点2アシストを記録した同選手は、今季もここまでリーグ戦23試合で8得点6アシストを記録。城彰二以来27年ぶりとなる、10代での3試合連続ゴールを決めている。
密集した中でもボールを失わないテクニックと卓越したパススキルを持つ荒木のチャンスメイク能力は、Jリーグで頭一つ抜けている。周りを活かすプレーだけでなく、スペースに顔を出しゴールも決められるこのMFは、19歳にして「チームの心臓」とも評されている。A代表には欧州で活躍するMFが多くいるが、そこの割って入るだけの可能性を大いに秘めている。
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