1位:最高の脇役
【写真:Getty Images】
FW:アンヘル・ディ・マリア(アルゼンチン代表)
在籍期間:15年夏~
クラブ通算成績:264試合88得点110アシスト
代表通算成績:111試合21得点23アシスト
2014年に7500万ユーロ(約90億円)という移籍金で加入したマンチェスター・ユナイテッドでは不完全燃焼に終わったアンヘル・ディ・マリアだが、その翌年に移籍したパリ・サンジェルマン(PSG)で見事に復活。現在に至るまで攻撃陣を牽引し、クラブに多くのタイトルをもたらしている。
ディ・マリアがフランスの強豪において重要な存在となるまで、そう多くの時間はかからなかった。事実、同選手は加入1年目でリーグ・アン10得点18アシストを叩き出すなど爆発している。この18アシストという数字は、リーグの新記録となった。
アルゼンチン出身選手らしい足元のテクニックを武器に自らゴールを奪うことはもちろん、鋭いキックで主役を引き立てる脇役も高いレベルでこなすのがディ・マリアの強み。PSGと言えばネイマールやキリアン・エムバペに注目が集まるが、このディ・マリアがいなければ彼ら二人が多くのゴールを奪うことはなかったかもしれない。それほど、PSGにおいて細身のレフティーは重要なピースとなっている。
2015/16シーズンから2020/21シーズンまでの間に、ディ・マリアはリーグ・アンで4度も二桁アシストを記録している。公式戦通算成績は264試合で110アシスト。2位タイのズラタン・イブラヒモビッチ、ハビエル・パストーレ、エムバペが同61アシストなので、この数字がいかに凄いかは一目瞭然だ。
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