長い歴史を持つパリ・サンジェルマン(PSG)というクラブは、これまで多くの傑出したパサーを輩出してきた。そこで、今回は21世紀に在籍した選手を対象としたアシストランキングを紹介する。※01/02シーズン以降に在籍した選手が対象、成績は20/21シーズンまで、データは『transfermarkt』を参照
5位:現チームの最古参
【写真:Getty Images】
MF:マルコ・ヴェラッティ(イタリア代表)
在籍期間:12年夏~
クラブ通算成績:346試合9得点58アシスト
代表通算成績:45試合3得点4アシスト
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若手育成に定評のあるズデネク・ゼーマン監督の下、ペスカーラで才能を完全開花させたマルコ・ヴェラッティは、2012年にパリ・サンジェルマン(PSG)の一員となった。当時の同選手は19歳でセリエA経験も全くなかったが、移籍金は1200万ユーロ(約14億円)と高額なものになっている。
そのヴェラッティはこの移籍が正しかったことをすぐに証明した。1年目で主力に躍り出ると、リーグ・アンでは4アシストを記録して実に19年ぶりとなる優勝に大きく貢献。2年目以降もレギュラーとして奮闘し、2014/15シーズンにはリーグ戦で二桁アシストをマークしている。
小柄ながらハードなディフェンスに定評があり、パスやドリブルセンスも非凡というヴェラッティは、昨年夏にチアゴ・シウバが退団したことで現チームの最古参プレーヤーとなっている。2020/21シーズン終了時点で公式戦346試合に出場してきたが、これはPSGにおける歴代外国籍選手最多の数字だ。現在29歳とまだまだ若いが、もはやクラブのレジェンド的存在と言ってもいいだろう。
ヴェラッティがリーグ・アンで二桁アシストを記録したのは上記した2014/15シーズンの1回のみ。他のコンペティションでもこれまで爆発的な数字を残してきたわけではない。しかし、今回のランキングでトップ5入りを果たしたのは、それだけ長く活躍してきたからと言えるだろう。今後も注目だ。