セリエA第1節、サンプドリア対ミランが現地時間23日に行われ、0-1でアウェイチームが勝利している。決勝点を奪ったのはレアル・マドリードからのレンタル期間を延長したブラヒム・ディアス。新10番はなぜ輝けたのか。(文:小澤祐作)
苦しみながらも勝利
昨季のセリエAを2位で終えチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得していたミランが、インテルやユベントスに少し遅れながら2021/22シーズンの開幕を迎えた。相手はロベルト・ダヴェルサを新監督に迎えたサンプドリアだ。
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この試合は立ち上がりから動きのある展開となった。最初にサンプドリアがセットプレーからチャンスを掴むと、その直後にラファエル・レオンがGKエミル・アウデーロを急襲。両者ともハイテンションだった。
その中で先にスコアを動かしたのはミランである。9分、GKマイク・メニャンのロングフィードに反応したダビデ・カラブリアがトンマーゾ・アウジェッロと入れ替わり右サイドを突破すると、折り返しをブラヒム・ディアスがシュート。コースはやや甘かったがGKアウデーロは弾き切れず、ボールはゴールへと吸い込まれた。
ただ幸先よく先制したミランだが、これで一気に流れを引き寄せられたわけではない。今夏のユーロ(欧州選手権)で活躍しキレのあるミッケル・ダムスゴーア、ベテランFWファビオ・クアリャレッラやマノロ・ガッビアディーニらが織りなすサンプドリアの攻撃に苦戦している。とくに左サイドで先発したテオ・エルナンデスのパフォーマンスレベルが低く、そこから何度かピンチを招いた。
もちろんミランもそれなりにチャンスは作っていたが、日本代表DF吉田麻也らを擁するサンプドリアの粘り強い守備を前に追加点は奪えず。1-0という油断大敵な状況が長く続いていた。
それでもミランはシモン・ケアーとフィカヨ・トモリのセンターバックコンビが抜群の安定感を発揮し、新守護神メニャンもファインセーブを連発。終盤にはアレッシオ・ロマニョーリを投入し3バックに変更したことで、うまく試合をクローズしている。内容は決して完璧ではなかったが、とにかく白星発進できたことに満足感を示していいだろう。