ロシアプレミアリーグ第5節、ニジニ・ノヴゴロド対ロストフが現地時間22日に行われ、1-2でロストフが逆転勝利を収めた。この試合に先発した橋本拳人は左足で今季初ゴールをマーク。難しい体勢から左足で決めている。

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　橋本は開幕から全試合で先発していたが、チームはここまで1分3敗と勝てていなかった。この日も3分にオウンゴールから失点。この嫌な流れを払拭したのが橋本だった。

　9分には味方の折り返しをハーフバウンドで直接狙うも、シュートは枠外へ外れてしまう。しかし、36分のロングスローは一旦跳ね返されたものの、バストスからパスを受けた橋本がチャンスを迎える。ゴール正面やや左側で反転して前を向き、左足を思い切りよく振り抜く。シュートをブロックするために足を出した相手選手をかすめてゴールネットを揺らした。FWが本職の選手のようなしなやかな身のこなしから、利き足ではない左足で決める。ストライカー顔負けのゴールだった。

　橋本は73分に下がったが、ロストフは89分に決勝点を決めて2-1で勝利した。データサイト『WhoScored.com』によると、橋本はチームトップタイとなる3回のインターセプトを記録。3-5-2の左インサイドハーフを務め、攻守に渡ってチームの今季初勝利に貢献している。

　橋本は第3節でアシストを記録している。初勝利を挙げたチームは、ここまで5試合で6得点を挙げているが、6得点中2得点に橋本が関与したことになる。来月初旬にはワールドカップアジア最終予選も控えているが、ゴールに絡めるMFの存在は日本代表にとっても心強いものとなるだろう。