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板倉滉、敗戦でほろ苦シャルケデビューも監督は称賛「ボールを落ち着かせてくれた」

text by 編集部 photo by Getty Images

板倉滉
【写真:Getty Images】



 ドイツ2部のシャルケに加入したDF板倉滉は、現地時間21日に行われたブンデスリーガ2部第4節のヤーン・レーゲンスブルク戦で新天地デビューを飾った。ディミトリオス・グラモジス監督は、この試合で板倉が好プレーを見せていたとして賛辞を送っている。

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 保有権を持つマンチェスター・シティからのレンタルの形で、昨季までオランダのフローニンゲンでプレーしていた板倉。新たなレンタル先としてはセルティックなども噂となっていたが、1部復帰を目指すドイツの名門シャルケに加入することが今月19日に決定した。

 その加入決定からわずか2日後、板倉はシャルケのアウェイゲームにベンチ入りし、後半開始からの交代出場でデビュー。だが前半に1点を奪われていたシャルケは後半にも失点を重ね、1-4で敗れる結果に終わった。

 現地メディア『デア・ヴェステン』は、以前からチームに所属している他のDFなどもベンチに入っていた中で、連携面の練習などもできていないと考えられる板倉が投入されたことに対してはファンから驚きや不安の声もあったと伝えている。だがグラモジス監督は、板倉のプレー自体はチームにとってプラスになったと主張した。

「コウは我々のボールを落ち着かせてくれたと思う。彼が入ってからゲームをコントロールできるようになった。それははっきりと見て取れた」「初めての試合だったが、プレッシャーの中でも落ち着いてパスの選択肢を探していた。だから彼が良くなかったとは思わない」と指揮官は板倉のデビュー戦についてコメントしている。

 シャルケはここまで4試合を終えて1勝1分け2敗で13位と苦戦中。次節は、板倉と同じ川崎フロンターレ出身でありU-24日本代表のチームメートでもあった田中碧の加入したフォルトゥナ・デュッセルドルフと対戦する。

【了】

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