【写真:Getty Images】
リーガ・エスパニョーラ第2節、レバンテ対レアル・マドリードが現地時間22日にシウダ・デ・バレンシアで行われた。ヴィニシウス・ジュニオールは2得点を挙げる活躍で、レアルを敗戦の淵から救っている。
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6年ぶりにカルロ・アンチェロッティ監督が復帰したレアルは、現地時間14日に行われた第1節に続きエデン・アザールやガレス・ベイルらがスタメンに名を連ねた。しかし、この日は第1節とは異なり苦戦を強いられる。
開始わずか5分、ダビド・アラバのパスから裏に抜けだしたカリム・ベンゼマがペナルティーエリアに侵入。2人のDFを引き付けてフリーのベイルにパスを出すと、これをゴール右に流し込み先制した。
しかし、後半開始1分で同点ゴールを許してしまう。後半キックオフからわずか9本のパスでロジェール・マルティが抜け出し、ティボ・クルトワと1対1に。強烈なシュートはクルトワの右手を弾いて同点に。さらに、57分にはホセ・カンパーニャにボレーシュートを決められ、逆転を許してしまう。だが、その直後にアザールと交代で入ったヴィニシウスがチームを救った。
ヴィニシウスの投入から左サイドを起点に攻撃を展開するレアルは73分、カゼミーロのスルーパスに抜け出したヴィニシウスが冷静に左足で流し込み、2-2の同点ゴール。79分には再びレバンテに逆転を許してしまうが、試合終了間際にまたしてもヴィニシウスが圧巻のゴールでチームを救った。
3-2で迎えた85分。ロドリゴのコーナーキックはDFに弾かれるも、これをカルバハルが拾い左サイドに展開。ベンゼマのパスからペナルティーエリア深くに侵入したヴィニシウスから見てシュートコースが無いように見えたが、ふわりと浮かせたシュートはポストに当たってゴールに吸い込まれた。GKも棒立ちでボールを見送るしかない見事なシュートだった。
その直後には相手ゴールキーパーを退場に追いやり再三のチャンスを作るも決め決れず、3-3の痛み分けとなった。前節に続き、2試合連続で途中出場からゴールを決めたヴィニシウスはこの日のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。
2シーズンぶりのリーグ王座奪還を狙うレアルにとって、このブラジル人MFの活躍は必要不可欠となる。ここまで2試合はベンチスタートとなっているが、安定したパフォーマンスを続けることができれば、アザールやベイルら擁するスター軍団の中でもスタメンに定着することが出来るだろう。