識者も手放しで絶賛するパフォーマンス

　リーグ戦初先発となったダンディーFC戦のハットトリックを皮切りに、出場した公式戦6試合で6得点1アシスト。初挑戦の環境と新しい監督のもとで1トップと左サイド、2つのポジションに柔軟に対応して結果を残している。まさしくエースと言って差し支えないパフォーマンスだ。

　元セルティックの選手で、現在クラブ公式の『セルティックTV』でコメンテーターを務めるジョン・コリンズ氏も古橋の才能に賛辞を惜しまない。同クラブのOBでアシスタントコーチ経験もある元スコットランド代表選手は、AZ戦前のプレビューの中では次のように語っていた。

「キョウゴが何をもたらしてくれるか。まず彼のプレーに対する倫理観は素晴らしいね。彼はスピードのあるDFでもあるんだ。自分たちがボールを失った時、最前線の1トップに優れたDFがいるんだよ。彼は猟犬のようにボールを追いかけ、セントラルMFかと思うほど相手に強くプレッシャーをかける。あのプレーは監督にとっても大きな資産となるだろう。さらに彼は毎週のようにゴールを決めるわけだから、完璧なパッケージさ。

彼のプレーに対する姿勢を見て、セルティックサポーターや監督はとても満足しているはず。本人にとっては間違いなく喜ばしいことだ。そして、チームメイトも彼とプレーすることが大好きだろうね。彼の素晴らしい動きを見てよ。ゴールを決めるたびに満面の笑みを浮かべる、その姿を」

　コリンズ氏はすっかり古橋のプレーに惚れ込んでいるようだった。おそらくセルティックサポーターも、同氏と同じ理由で古橋に魅了されているのだろう。ただゴールを決めるだけでなく、チームの勝利のために身を粉にして奮闘する選手はどこに行っても愛される。