4位:「ゴッド」と呼ばれ愛される男
【写真:Getty Images】
FW:ロビー・ファウラー(元イングランド代表)
在籍期間:93年夏~01年冬、06年冬~07年夏
クラブ通算成績:369試合183得点50アシスト
代表通算成績:26試合7得点3アシスト
幼い頃はエバートンサポーターだったというが、サッカー選手としてのキャリアはそのライバルクラブからスタートさせている。9歳でリバプール下部組織に入団すると、1992年、17歳の誕生日にプロ契約を締結。年明けのFAカップ3回戦でトップチームのベンチ入りを果たしている。
そんなロビー・ファウラーの才能が完全開花するまでそう多くの時間は必要なかった。18歳で迎えた1993/94シーズンのリーグカップ、フルアム戦では一人で5得点をマーク。これはリバプール史上4人目の快挙だった。また、ファウラーはリーグ戦でも大活躍し、最終的に12得点を奪取。そこから同選手はイングランド国内屈指のストライカーとして、長くレッズの中心であり続けた。
また、ファウラーはピッチ上でスパイクを投げたり、コカインを吸う真似のゴールパフォーマンスを披露したり、バーで乱闘騒ぎを起こしたり…と「悪童」としても知られていた。ただ、過去にPKのチャンスを得た際に「PKではない」と自ら審判に報告するなど、どこか憎めない一面も。こうしたキャラクター性も、リバプールサポーターから「ゴッド」として愛された理由の一つだった。
1993年夏から2001年冬、そして2006年冬から翌年夏までリバプールに在籍していたファウラーは結果、公式戦369試合で183得点50アシストを記録。5位のマイケル・オーウェン同様、毎シーズンのように大量のゴールをお膳立てしたわけではないが、長くトップレベルでプレーし続けたからこそのランキング・トップ5入りとなった。