長い歴史を持つリバプールというクラブは、これまで多くの傑出したパサーを輩出してきた。そこで、今回は21世紀に在籍した選手を対象としたアシストランキングを紹介する。※01/02シーズン以降に在籍した選手が対象、成績は20/21シーズンまで、データは『transfermarkt』を参照
5位:ワンダーボーイ
【写真:Getty Images】
FW:マイケル・オーウェン(元イングランド代表)
在籍期間:97年夏~04年夏
クラブ通算成績:297試合158得点49アシスト
代表通算成績:89試合40得点12アシスト
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元サッカー選手のテリー・オーウェンを父に持つマイケル・オーウェンは7歳でサッカーを始め、数多くのクラブから注目を集める中、13歳でリバプールの下部組織入団を決めている。そこからメキメキ成長すると、わずか17歳でプロ契約を締結。その翌年にプレミアリーグデビューを果たすなど、スターへの階段を軽快なステップで駆け上がっていった。
正式にトップチームへ昇格した1997/98シーズンにはロビー・ファウラーが負傷離脱していたこともあり、いきなりレギュラーの座を確保。するとプレミアリーグでは18得点をマークして得点王に輝き、さらには二桁アシストも記録することに。トップチームへ昇格したばかりの10代選手とは思えぬその活躍ぶりは、イングランド国内はもちろん世界中に衝撃を与えた。
以降、オーウェンは主力としてリバプールを牽引。2001年には同クラブ史上初のバロンドール受賞者にもなっている。そして、1998年からすべてのシーズンでチーム最多得点を記録という偉大な成績を残した「ワンダーボーイ」は、2004年にレアル・マドリードへの移籍を決断している。
オーウェンはリバプールで公式戦297試合に出場し158得点をマーク。そして49のアシストを記録した。毎年のように多くのゴールをお膳立てしたわけではないが、それでもランキングのトップ5に入ってくるのは、それだけ長く主力として活躍していたという何よりの証拠である。