長い歴史を持つレアル・マドリードというクラブは、これまで多くの傑出したパサーを輩出してきた。そこで、今回は21世紀に在籍した選手を対象としたアシストランキングを紹介する。※01/02シーズン以降に在籍した選手が対象、成績は20/21シーズンまで、データは『transfermarkt』を参照
5位:禁断の移籍で加入したバロンドーラー
【写真:Getty Images】
FW:ルイス・フィーゴ(元ポルトガル代表)
在籍期間:00年夏~05年夏
クラブ通算成績:245試合56得点93アシスト
代表通算成績:127試合32得点23アシスト
【今シーズンのレアル・マドリーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
銀河系軍団と呼ばれた2000年代前半のレアル・マドリードで活躍したルイス・フィーゴは、ポルトガルのスポルティング・リスボンでキャリアをスタートさせている。18歳のときには既にポルトガル代表でもプレーしており、22歳のときにスペインに渡る。しかし、1995年にフィーゴが移籍したのはレアルではなくバルセロナだった。
ヨハン・クライフが指揮を執る最後のシーズンにバルセロナに加入し、“ドリームチーム後”のチームを牽引する。ルイ・ファン・ハール監督の下でリーグ連覇に貢献したが、2000年夏に禁断の移籍が実現する。当時では破格となる6000万ユーロ(約72億円)という移籍金で、フィーゴはレアルに移籍した。
フィーゴは切れ味鋭いドリブルを武器にする生粋のウインガーだった。スピードではなく、緩急を巧みに操ることでかわしていく。右サイドから放たれるキックの精度は素晴らしく、ロナウドやラウール・ゴンザレス、ジネディーヌ・ジダンといった攻撃陣との連係も抜群だった。アシスト能力が高いだけでなく、自ら決めることもできるFWだった。
加入した2000年にバロンドールを受賞し、01/02シーズンにはレアルをUEFAチャンピオンズリーグ制覇へと導いた。ポルトガル代表としては2度のワールドカップに出場し、現役最後の4年間はインテルでプレーしている。