【写真:Getty Images】
チェルシーに所属していたイングランド代表FWタミー・エイブラハムは、イタリアのローマへ完全移籍することが決定した。17日に両クラブから発表が行われている。
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ローマとの契約は2026年6月30日までの5年間。移籍金は4000万ユーロ(約52億円)+ボーナスとなり、将来的にローマから他クラブへ移籍する場合の移籍金の一定割合がチェルシーに支払われる合意が交わされたことも明らかにされている。
背番号が、先日インテルへの移籍が決定したボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表FWエディン・ジェコの使用していた「9番」となることも発表された。「このクラブの9番を着るのはとても名誉なことだ。早くチームを助けられるようになるのが待ち遠しい」とエイブラハムはコメントしている。
現在23歳のエイブラハムはチェルシー下部組織出身の長身ストライカーであり、2016年にトップチームデビュー。他クラブへのレンタルを経て2019/20シーズンにはチェルシーで主力に定着し、チーム最多の公式戦18得点を挙げるなど若きエースストライカーとして活躍した。
だが昨季は特にシーズン後半戦以降出場機会が減少。さらにインテルからベルギー代表FWロメル・ルカクの加入も決まったことで出場機会を得るのは困難な状況となり、アーセナルなどからの関心も噂されていたが、ローマを移籍先に選んだ。
ルカクをチェルシーに放出したインテルはローマからジェコを獲得し、そのローマはチェルシーからエイブラハムを獲得。3クラブ間でストライカーの“三角移籍”が完了した形となった。
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