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バルセロナ最強のパサーは誰だ? 21世紀アシストランキング1~5位。圧巻の顔ぶれ! 黄金期を支えた名手たち

シリーズ:21世紀アシストランキング text by 編集部 photo by Getty Images

3位:日本でキャリアを続けるMF

アンドレス・イニエスタ
【写真:Getty Images】



MF:アンドレス・イニエスタ(元スペイン代表)
在籍期間:02年夏~18年夏
クラブ通算成績:674試合57得点138アシスト
代表通算成績:131試合13得点30アシスト

 バルセロナのカンテラ(下部組織)で育ったアンドレス・イニエスタは2002年10月、当時のルイス・ファン・ハール監督によりトップチームに招集。ここから伝説はスタートした。その後、メキメキと成長を遂げたMFはクラブにおいて必要不可欠な存在となり、チャンピオンズリーグ(CL)を筆頭に数多くのタイトルを獲得。世界最高峰の一人として、サッカー界にその名を刻んでいる。

 2005/06シーズンからレギュラーに定着したイニエスタは、2008/09シーズンに自身初のラ・リーガ二桁アシストを記録している。この時は13アシストという成績だった。ただ、最も数字が伸びたのは2012/13シーズンで、この時はリーグ戦だけで16アシストという成績を残している。ちなみにこれは、チームはもちろんのこと、リーグ全体でもトップの記録となっていた。

 とにかく足元の技術が高く、左右両足を巧みに使ったダブルタッチなどを織り交ぜながらボールをキープし、味方が動けばそこへ針の穴に糸を通すかの如く繊細なパスを送り込む。右足、左足、アウトサイド、ヒール…どんなところから、またどんなシチュエーションでも、イニエスタは目の覚めるようなボールを出すことができた。その姿はまさに、魔術師と言えただろう。

 2017/18シーズンまでバルセロナに在籍したイニエスタは、公式戦674試合で138回も味方のゴールをお膳立てした。その功績、そして芸術的なパスの数々はバルセロナを去っても、また彼がスパイクを脱いだとしても、当然のことながら色褪せることはない。

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