長い歴史を持つバルセロナというクラブは、これまで多くの傑出したパサーを輩出してきた。そこで、今回は21世紀に在籍した選手を対象としたアシストランキングを紹介する。※01/02シーズン以降に在籍した選手が対象、成績は20/21シーズンまで、データは『transfermarkt』を参照
5位:最強の右サイドバック
【写真:Getty Images】
DF:ダニエウ・アウベス(ブラジル代表)
在籍期間:08年夏~16年夏
クラブ通算成績:391試合21得点101アシスト
代表通算成績:118試合8得点20アシスト
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母国バイーアでプロデビューしてからわずか1年で、ダニエウ・アウベスはセビージャに移籍して欧州初上陸を果たしている。スペインの地では瞬く間にレギュラーに定着。2005/06シーズンのUEFAカップでは優勝に貢献しMVPに輝いている。
その活躍が高く評価され、2008年にバルセロナへ加入。この時の移籍金はバルセロナ史上3番目、またサイドバックとしては史上最高額だった3350万ユーロ(約40億円)とされている。そしてブラジル人右SBは、この補強が正しかったことを自らの力ですぐに証明した。
確かな技術とプレービジョンを持ちインテリジェンスにも長けていたD・アウベスは、リオネル・メッシらと息の合ったプレーを連発し、加入1年目でいきなりリーグ戦二桁アシストを記録。翌シーズンも同11アシストをマークし、3年目にはラ・リーガだけで15ものアシストを叩き出している。タッチライン際で上下動を繰り返すだけでなく、組み立ての軸となり、よりゴールに近い場所でアクションを起こすという新たなSB像をピッチ上で体現していた。
ユベントスへ去るまで8シーズンバルセロナに在籍したD・アウベスは、公式戦101アシストという実に輝かしい成績を収めている。もちろんこれは、バルセロナのDF史上最高の数字である。まさに、最強の右SBだったと言えるだろう。