リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。今回は10代の選手を対象としたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
5位:古巣の永久欠番に! 17歳でイングランド代表となった逸材
【写真:Getty Images】
MF:ジュード・ベリンガム(イングランド代表/ドルトムント)
生年月日:2003年6月29日(18歳)
市場価値:5500万ユーロ(約66億円)
20/21リーグ戦成績:29試合1得点4アシスト
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ジェイドン・サンチョやフィル・フォーデンといった若手の活躍が目覚ましいイングランド代表において、次の世代も既に台頭している。2003年生まれのジュード・ベリンガムは今夏のユーロ(欧州選手権)でイングランド代表のメンバーに選出され、大会最年少出場記録を塗り替えている。
7歳から所属するバーミンガムでは16歳だった19/20シーズンにデビューし、昨夏にボルシア・ドルトムントに加わった。バーミンガム時代にベリンガムが着用した背番号22が永久欠番になったことは大きな話題となった。恵まれた体格を武器に攻守にダイナミズムをもたらすMFで、ドルトムントでも1年目から公式戦46試合に出場。ピッチ上における振舞いは年齢を感じさせず、ユーロという大舞台でも堂々とプレーしていた。
巧みなボールタッチで相手のプレスを剥がして「ドリブル」で運んでいく。キックの質も高く、チャンスと見るや「スピード」を活かして攻撃参加する推進力も魅力だ。空中戦では劣勢になることもあるが、地上戦でのボール奪取能力は高い。ベリンガムが世界最高のMFと呼ばれる日は、そう遠くないうちに来るかもしれない。