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“爆撃機”ゲルト・ミュラー氏が75歳で死去。ドイツとバイエルンの伝説的ストライカー

text by 編集部 photo by Getty Images

ゲルト・ミュラー
【写真:Getty Images】



 バイエルン・ミュンヘンや西ドイツ代表などで活躍した伝説的ストライカーのゲルト・ミュラー氏が、15日に75歳で死去した。バイエルンが発表を行っている。

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 1945年生まれのミュラー氏は選手としてのキャリアの大半をバイエルンで過ごし、あらゆる得点記録を更新。その破壊的な得点力により“爆撃機”の異名を取ったことで知られる。

 バイエルンでは13年間の在籍でブンデスリーガ427試合に出場して365得点、公式戦合計605試合に出場して563得点を記録。得点数はいずれもリーグ最多記録およびクラブ最多記録となっている。

 ブンデスリーガでは7回の得点王に輝いており、これも単独最多。1971/72シーズンには34試合の出場で40得点を挙げ、昨季ロベルト・レバンドフスキに破られるまで49年間にわたって年間最多得点記録だった。

 西ドイツ代表としては62試合の出場で68得点を挙げ、ミロスラフ・クローゼ氏(71点)に次ぐ歴代2位の得点数。1970年ワールドカップでは得点王に輝くとともにその年のバロンドールを受賞し、続く1974年大会では決勝のオランダ戦で決勝点を挙げるなどの活躍で西ドイツを優勝に導いた。

「ゲルト・ミュラー氏の死去の知らせに我々全員が深い悲しみに沈んでいる。バイエルンの歴史上最も偉大なレジェンドの一人だった。彼の偉業は現在でも唯一無二のものであり、バイエルンとドイツサッカーの歴史の一部として永遠に残り続ける」とバイエルンのオリバー・カーンCEOはコメントし、伝説的選手との別れを惜しんでいる。

【了】

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