ミランは現地時間14日にギリシャのパナシナイコスとトレーニングマッチを行い、2-1で勝利を収めた。ミランの2得点はいずれも新加入のFWオリビエ・ジルーが高い技術を見せつけたゴールだった。

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　プレミアリーグで活躍を続けてきたベテランFWのジルーは、今夏チェルシーからミランへ完全移籍。背番号「9」を与えられ、早くもその期待に応える得点力を発揮している。

　オリンピアコス戦ではまず前半16分に先制ゴールを記録。チェルシー時代のチームメートでもあったフィカヨ・トモリからの浮き球パスを受けてゴール前に抜け出し、背中側から落ちてくるボールに左足ダイレクトで合わせる高難易度ボレーをいとも簡単にゴールに突き刺してみせた。

　さらに前半43分、今度は右サイドのダビデ・カラブリアからのクロスを受けて追加点。ゴール前を横切ってバウンドしたボールにヘディングで軽く合わせ、最小限の力でGKの届かないコースへとボールを送り込んだ。

　ジルーはミランでのデビュー戦となったニース戦（1-1）でも1得点を記録。続いてミランはバレンシア、レアル・マドリードと対戦していずれも0-0に終わっており、今回のパナシナイコス戦も含めて4試合での3得点全てをジルーが挙げたことになる。

　イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙も「ジルーのショー」「すでに赤い悪魔の主」とパナシナイコス戦の活躍を絶賛。来週のサンプドリア戦で開幕するセリエAでの活躍に向けても期待が高まっている。