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【写真:Getty Images】
アンヘル・ディ・マリア(アルゼンチン代表/背番号11)
生年月日:1988年2月14日(33歳)
20/21リーグ戦成績:27試合5得点11アシスト
精度の高い左足のキックを武器に、パリ・サンジェルマンの攻撃に創造性をもたらすアンヘル・ディ・マリア。リオネル・メッシとは右サイドのポジションで重なるが、アルゼンチン代表で長年プレーしてきた間柄。ネイマールやメッシとはプライベートでも仲が良く、キリアン・ムバッペとの連係も抜群だ。
献身的な守備も指揮官に高く評価されてきた。セルヒオ・ラモスとはレアル・マドリード時代の同僚で、ピッチ内外で潤滑油としての働きが期待できる。スペインでクリスティアーノ・ロナウドのゴールをおぜん立てし続けてきた司令塔は、フランスでも名脇役として輝いている。
【写真:Getty Images】
マルキーニョス(ブラジル代表/背番号5)
生年月日:1994年5月14日(27歳)
20/21リーグ戦成績:25試合3得点1アシスト
チアゴ・シウバからキャプテンマークを受け継いだマルキーニョスだったが、昨季は怪我の影響でフル稼働することができなかった。マルキーニョスが不在の試合で勝ち点を落としたことを考えると、連覇を3で止めてしまった責任を感じずにはいられなかっただろう。
マウリシオ・ポチェッティーノ監督の下ではセンターバックで起用されているが、セルヒオ・ラモスの加入により、中盤での起用が増えるかもしれない。対人守備、カバーリング、足元の技術などあらゆる能力に長けており、どちらのポジションでもワールドクラスのプレーができるだろう。
【写真:Getty Images】
ジョルジニオ・ワイナルドゥム(オランダ代表/背番号18)
生年月日:1990年11月11日(30歳)
20/21リーグ戦成績:38試合2得点0アシスト(リバプール)
経験豊富でユーティリティーなジョルジニオ・ワイナルドゥムは、中盤におけるオプションを増やす。オランダ代表では司令塔として活躍し、ユーロ(欧州選手権)では4試合で3得点を記録。リバプールではユルゲン・クロップ監督に万能性を評価され、アンカーから最前線まで幅広く起用されて重宝された。ケガが少なく、90分に渡って走り続けるタフさも大きなアドバンテージとなっている。
PSGには守備的なダニーロ・ペレイラから、レアンドロ・パラデスやアンデル・エレーラといったリンクマン、攻撃面に特徴のあるマルコ・ヴェラッティやラフィーニャなど、様々なキャラクターを持つMFがいる。ポジション争いは激しいが、誰と組んでも、どこでプレーしてもチームに貢献できるワイナルドゥムの存在は貴重だ。
【写真:Getty Images】
ネイマール(ブラジル代表/背番号10)
生年月日:1992年2月5日(29歳)
20/21リーグ戦成績:18試合9得点6アシスト
10代から名声を手にしていたネイマールも、気づけば今季で30歳になる。PSGに加入して5年目を迎えるが、度重なる怪我の影響でフルシーズン活躍した年はここまでない。持っている能力に疑いの余地はないが、離脱期間の長さがネイマールの評価に影を落とすことになっている。
19/20シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝で敗れ、ネイマールは涙を流したが、今季はリベンジを果たす千載一遇のチャンス。盟友リオネル・メッシだけでなく、セルヒオ・ラモスの加入はネイマールの勧誘があってこそ実現したと言われる。メッシとの共演でゴールを量産すれば、クラブ初の欧州制覇も見えてくるはずだ。