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【写真:Getty Images】
アクラフ・ハキミ(モロッコ代表/背番号2)
生年月日:1998年11月4日(22歳)
20/21リーグ戦成績:37試合7得点10アシスト(インテル)
アクラフ・ハキミはわずか1年でインテルを離れ、パリ・サンジェルマン(PSG)に加入した。マドリード生まれのハキミは18歳のときにレアル・マドリードでトップチームデビュー。期限付き移籍したドルトムントでは、代名詞ともいえる攻撃的センスが開花。し、19/20シーズンはブンデスリーガで10アシストを記録している。インテルでは主に右ウイングバックとしてプレーし、7得点10アシストを記録してセリエA制覇に貢献した。
スピードを活かして危険なエリアに飛び込んでいくプレーが得意で、攻撃面での活躍はサイドバックの域を大きく超える。リオネル・メッシがバルセロナ時代にダニエウ・アウベスと右サイドで圧倒的な攻撃力を示したように、ハキミもメッシとのコンビネーションを築くことができるだろうか。
【写真:Getty Images】
セルヒオ・ラモス(スペイン代表/背番号4)
生年月日:1986年3月30日(35歳)
20/21リーグ戦成績:15試合2得点1アシスト(レアル・マドリード)
セルヒオ・ラモスはレアル・マドリードとスペイン代表で時代を築いたレジェンドだ。レアルでは欧州制覇を4度、スペイン代表でもワールドカップ制覇と2度の欧州制覇を経験したセルヒオ・ラモスは、16年間プレーしたレアルを去り、パリ・サンジェルマンへとやってきた。
膝やふくらはぎ、ハムストリングの負傷に苦しんだ昨季は、デビューした03/04シーズンに次ぐ少なさとなる15試合の出場に留まった。3月には35歳となり、怪我の影響で今夏のユーロ(欧州選手権)も欠場。年齢は懸念材料となるが、万全のコンディションさえ取り戻せばまだまだ活躍できるだろう。初の欧州制覇を目指すクラブにとって、4度の欧州制覇を知るラモスの加入は、メッシと同様に心強いものとなるだろう。
【写真:Getty Images】
プレスネル・キンペンベ(フランス代表/背番号3)
生年月日:1995年8月13日(26歳)
20/21リーグ戦成績:28試合0得点0アシスト
プレスネル・キンペンベはアカデミー出身の生え抜きで、主力まで昇りつめた数少ない選手だ。フランス代表としても今夏のユーロ(欧州選手権)にレギュラーとして出場し、名実ともにフランスを代表する選手となった。
かつては時折ミスが見られたが、年を追うごとに安定感は増している。183cmと上背はないが空中戦にも強く、左足から放たれる精度の高いキックは攻撃の起点となる。チームに欠かせない存在となったキンペンベは、セルヒオ・ラモスという新たな相棒とともに欧州制覇を目指すこととなる。
【写真:Getty Images】
ライヴィン・クルザワ(フランス代表/背番号20)
生年月日:1992年9月4日(28歳)
20/21リーグ戦成績:19試合1得点2アシスト
ライヴィン・クルザワは在籍7年目を迎え、チームでは古参の1人となった。昨夏に契約を2024年まで延長。若いミッチェル・バッカ―がレバークーゼンに移籍し、昨年9月に左膝前十字靭帯を断裂したフアン・ベルナトもチーム練習に復帰したばかりということを考えると、クルザワにチャンスが回ってくることが予想される。
しかし、開幕戦ではアブドゥ・ディアロが左サイドバックで起用され、クルザワはベンチに座った。オフにはガラタサライへの移籍の可能性が報じられたこともあり、去就は不透明。左サイドバックはベルナトとディアロを含めた競争になりそうだ。