19位:フランスの絶対的存在
【写真:Getty Images】
GK:ウーゴ・ロリス(フランス代表/トッテナム)
生年月日:1986年12月26日(34歳)
市場価格:900万ユーロ(約10.8億円)
20/21リーグ戦成績:38試合出場/45失点
母国フランスを飛び出てトッテナムに加入したのは2012年のこと。そこから同クラブでのキャリアを歩み続けており、ここまで公式戦373試合の出場を誇るなど、すでにレジェンド級の輝きを放っている。フランス代表としての実績も申し分なく、2018年には主将としてワールドカップを天に掲げた。現在34歳とベテランの域にいるが、今なおその地位は不動のものとなっている。
シュートストップ能力は世界トップクラスと言っていいだろう。「これは入った!」と思うようなシュートに対し抜群の「反射神経」を見せ、最後は伸びのある「セービング」で確実にボールを外へかき出す。また、「ポジショニング」も抜群に良いので、1対1でも確かな強さを見せることが可能。1試合に1本は必ずビッグセーブを披露する、そんな選手と言えるだろう。
もともと足元の技術が高い選手ではなかったが、近年はビルドアップにも積極的に参加するように。30代に突入してもなお、確かな成長を見えていると言えそうだ。一方で、やや危険な飛び出しをすることが珍しくなく、判断力という部分は改善が必要。また、ビッグセーブを連発できる選手だが、反対に失点に直結するような痛恨エラーも多いなど、ここはウィークポイントとなっている。
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