ベルギーへ羽ばたいた最高傑作
【写真:Getty Images】
FW:斉藤光毅(さいとう・こうき)
所属クラブ:ロンメル(ベルギー)
生年月日:2001年8月10日(20歳)
2021リーグ戦成績:9試合0得点1アシスト
横浜FCの育成組織出身の斉藤光毅がプロの舞台で初めてプレーしたのは2018年で、17歳の誕生日を迎える3週間ほど前のことだった。翌年から正式にトップチームに昇格すると、高校3年生ながらJ2リーグで29試合6得点という結果を残し、クラブのJ1昇格に貢献した。同年には飛び級でU-20ワールドカップにも出場。昨年はJ1リーグで32試合に出場して3得点を記録するなど、10代とは思えない活躍を見せてきた。
この冬にはベルギー2部のロンメルに完全移籍することとなった。ロンメルはマンチェスター・シティを保有するシティ・フットボール・グループ傘下のクラブで、活躍次第ではステップアップも期待できる。最初のシーズンは半年でゴールはなかったが、今季はさらなる飛躍が期待される。
170cmと小柄だが、低い重心から繰り出すドリブルは切れ味が鋭い。積極的にペナルティエリアへと切り込んでいくプレーは、対峙するDFを困難に陥れる。欧州の舞台で武器を磨いていけば、パリ五輪を目指す日本代表の得点源となるだろう。
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