東京五輪(東京オリンピック)男子サッカーで、U-24日本代表はベスト4という結果に終わっている。東京五輪にはパリ五輪世代(2001年1月1日以降生まれ)から久保建英と鈴木彩艶が参加したが、すでにJリーグで活躍する選手もこの世代には多い。そこで今回は、パリ五輪の出場資格を持つ現U-20日本代表世代から、推薦したい選手を5人紹介する。
試合を支配するレフティー
【写真:Getty Images】
MF:山本理仁(やまもと・りひと)
所属クラブ:東京ヴェルディ
生年月日:2001年12月12日(19歳)
2021リーグ戦成績:15試合1得点0アシスト
【今シーズンのJリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
山本理仁は数々のJリーガーを輩出した東京ヴェルディの育成組織出身で、各年代の日本代表でプレーしてきた。Jリーグデビューを果たした2019年は、17歳ながらJ2リーグ17試合に先発。翌シーズンは35試合に出場し、着実に成長を遂げていった。
左足のキックを武器にするセントラルMFで、ヴェルディの攻撃を組み立てる。ショートパスだけでなく、サイドを変える長いパスでピッチを広く使えるのも山本の強みだ。巧みなボールコントロールで味方を操る技巧派だが、激しいチェックでボールを奪い去る一面も持ち合わせる。攻守に渡ってゲームを支配できる現代的なMFと言えるだろう。
19歳ながらJ2リーグでは通算70試合以上に出場しており、さらに上の舞台でも活躍できるポテンシャルを持っている。中島翔哉、小林祐希といったアカデミーの先輩は他クラブを経て海外へと渡ったが、山本がパリ五輪までの3年間でどのようなキャリアを歩むのかに注目が集まる。
【次ページ】ユベントスも興味を示した逸材