【写真:Getty Images】
JFL(日本フットボールリーグ)の奈良クラブは11日、クラブ内で新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生したと認定されたことについて声明を出して説明を行った。
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奈良市保健所は11日に、同市内のスポーツチームにおいてクラスターが発生したとするリリースを出した。保健所はチーム名を伏せているが、奈良クラブを指していることはクラブが過去数日に発表した感染者状況との一致などから明らかだった。
クラブおよび保健所の発表によれば、8月1日から6日にかけてスタッフ4人と選手2人、計6人がPCR検査で陽性判定を受けた。感染が広がった要因として、保健所は「チームの選手並びにスタッフが全員参加した会食の機会に、感染が拡がったと考えられる」と述べている。
クラブは保健所からの発表を補足する形で状況を説明。感染が広がった要因とされる会食については、7月25日の練習終了後にトップチームの監督・コーチを含むコーチングスタッフと選手が参加し、橿原市内の飲食店でランチミーティングを開催したとのことだ。会食において酒類等の提供はなく、また陽性判定を受けたアカデミースタッフ1名は会食に参加していなかったと説明している。
「今回のクラスターの発生につきましては、クラブの認識が甘かったと大変反省しております。その他にも保健所からはロッカールームでの活動等のリスクを指摘されており、再度ガイドラインの強化を始めとした、より一層の感染症対策の構築ならびに周知徹底をはかってまいります」とクラブは浜田満代表取締役社長の名で本件についてコメントを述べている。
6人の陽性判定を受け、現在奈良クラブは8月2日から14日までトップチームの活動を休止中。今後の活動再開についてはリーグや医療機関と協議中とされている。
【了】