サガン鳥栖
J1のサガン鳥栖は11日、選手に対して行き過ぎた指導を行ったとして金明輝監督に処分を下していた一件について、その後の調査報告結果および処分の発表を行った。
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鳥栖は今年6月26日の練習中に、金明輝監督からラフプレーを行った選手1名に対して「指導の適正範囲を超えた行為(選手を手で押さえながら足払いをして転倒させた)」があったことを先月9日に報告。同監督に対しては3試合の指揮資格停止および当分の練習参加停止の処分を下していた。
追加報告によればその後、クラブは佐賀県に設置を依頼した第三者委員会による調査を実施。同委員会からの調査報告を受けて選手・スタッフへの説明、監督から選手・スタッフへの謝罪が行われたとのことだ。
新たな報告では、当該の選手による「ラフプレー」について補足説明が行われている。「試合形式の練習において、当該選手が相手方選手に抜かれそうになったところを、後方から遅れてチャージをかけて転倒させた。今回の案件では、当該選手が必死に取り組む中で起きた行為であり、相手方選手を怪我させようと意図したものではなく、危険性が極めて高い悪質な行為(いわゆるラフプレー)とまで評価されるものではなかった」とクラブは説明。改めて、このプレーに対する監督の指導は不適切であったとしている。
処分としては、すでに3試合指揮停止などの処分を受けている監督への追加処分は無し。14日のJ1第24節浦和レッズ戦から指揮を再開することが見込まれる。一方、福岡淳二郎社長と新里裕之GMに対して報酬3ヶ月間の10%減俸、永井隆幸強化部長への厳重注意処分を新たに発表している。
「この度は、サガン鳥栖に関わる全ての皆様に、大変なご迷惑をおかけしたことを深く反省しております。このような事が二度と起きないように努めて参ります。サガン鳥栖が勝利するために、手段、方法をより工夫しながら選手、スタッフと協力して頑張っていきたいと思います。いつもファン、サポーターの方々に支えられているということを常に心に持ちながら、目の前の試合に全力で取り組んでいきたいと思います」と金明輝監督はクラブを通してコメントしている。
【了】