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東京五輪 3年前

東京五輪からA代表へ! 日本代表に推薦したいU-24の5人。チームを救った守備の要、ドイツへ渡る司令塔も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

U-24日本代表の心臓

田中碧
【写真:Getty Images】



MF:田中碧(たなか・あお)
生年月日:1998年9月10日(22歳)
所属クラブ:デュッセルドルフ(ドイツ)
2021リーグ戦成績:20試合出場/1得点4アシスト
日本代表成績:2試合出場/0得点0アシスト

 川崎フロンターレU-18で10番を背負った田中碧は、2016年にトップチームに昇格。当時日本代表に選ばれていた大島僚太やエドゥアルド・ネットがいたことや、怪我の影響もあり1年目の出場は叶わなかった。しかし、翌年第26節の北海道コンサドーレ札幌戦でJ1デビューを果たすと、後半アディショナルタイムに初ゴールをマーク。3年目の2019年にはスタメンに定着し、その年のベストヤングプレーヤー賞を受賞。そして今年、ドイツ2部のデュッセルドルフに期限付き移籍を果たした。

 卓越したパススキルと戦術眼を持ち合わせる田中は、U-22日本代表として出場したトゥーロン国際大会で大会ベストイレブンと大会ベストプレイヤー部門で3位に選ばれる活躍を見せている。東京五輪ではオーバーエイジ(OA)の遠藤航とともに攻守にわたりチームを支えた。久保建英や堂安律への配球やFWへの楔のパスを入れ、攻撃のタクトを振ったのはこのMFだった。

 ドイツで実力を証明し、今や日本代表に欠かせない存在となった遠藤とのコンビは大会を通して成熟度を高めていた。攻撃の芽を摘み、守備でフィジカルの強さを見える遠藤。幅広い視野とパススキルを活かして攻撃のタクトを振る田中。守田英正や橋本拳人といったライバルもいるが、遠藤と田中の相性は良い。ドイツでもJリーグ同様に活躍できれば、A代表に定着する日も遠くはないだろう。

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