バルセロナを退団したFWリオネル・メッシはパリ・サンジェルマン（PSG）への加入がほぼ確実となり、正式発表を待つのみとなった。そのメッシの加入するPSGが、古巣バルセロナと近いうちに対戦する可能性はあるのだろうか。

　PSGとの2年契約が合意に達したと報じられたメッシはバルセロナからプライベートジェットでパリに移動。パリの空港では集まったファンに向けて建物内から手を振る姿も見せ、今後はメディカルチェックと正式な契約サインが行われることが見込まれる。

　これまでバルセロナ一筋のキャリアを過ごしてきたメッシが他クラブでプレーすることは想像しにくかったが、敵としてバルセロナと戦うことはさらに想像し難い。だがチャンピオンズリーグ（CL）の組み合わせ次第では、数ヶ月のうちにその対戦が実現する可能性もあるかもしれない。

　昨季のラ・リーガを3位で終えたバルセロナと、リーグアンを2位で終えたPSGはどちらも2021/22シーズンCLのグループステージからの出場権を獲得している。その組み合わせ抽選に向けたポット分けでは、両チームとも「ポット2」に入ることが確定済み。つまり、グループステージで同じ組に入る可能性はないということになる。

　バルサの宿敵レアル・マドリードや、FWクリスティアーノ・ロナウドの所属するユベントス、南野拓実の所属するリバプールなども同じく「ポット2」。これらのチームもグループステージでPSGやバルセロナと対戦することはない。

　バルセロナとPSGの対戦が実現するとすれば、両チームがグループを突破して決勝トーナメントに進んだ場合。どちらかが1位通過でもう一方が2位通過なら、最短の場合決勝トーナメント1回戦でメッシがバルサと激突する可能性もあるということになる。

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