【写真：Getty Images】

　リバプールはプレシーズンマッチで現地時間9日にオサスナと対戦し、3-1で勝利した。南野拓実は鋭い飛び出しからゴールを奪っている。

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　開始時間が15分遅れたこの試合で、南野は先発起用された。13分、新加入のイブラヒマ・コナテからのロングフィードに反応し、左サイドからDFラインの裏に走る。ボールを足下にピタリと止めてGKとの1対1を迎えたが、右足で放たれたシュートは惜しくもGKに弾かれて先制のチャンスを逃している。

　しかし、その直後に南野はリベンジを果たす。ファビーニョの浮き球のパスに反応して再びDFラインの背後を取る。相手DFをブロックしながら左足を振り抜くと、GKに弾かれたボールはゴールへと吸い込まれた。

　先月29日のヘルタ・ベルリン戦に続くゴールでアピールに成功したが、この日はこれで終わらなかった。ゴールの7分後には南野とのワンツーで左サイドバックのコスタス・ツィミカスが左サイドを突破すると、低い弾道のクロスをロベルト・フィルミーノが合わせてゴールを決める。さらに、41分にはカウンターのチャンスに左サイドで南野がボールを受けると、鋭く曲がる完璧なクロスでフィルミーノの2点目をアシスト。南野が利き足ではない左足で、ここにしかないというコースへ通している。

　リバプールは後半に1点を返されたが、プレーシーズン最後の試合を3-1の勝利で締めくくった。71分までプレーした南野は左足で1得点1アシストを記録し、3得点すべてに絡む活躍を見せた。今週末に開幕を控えるプレミアリーグの開幕に向けて、ユルゲン・クロップ監督の前でアピールに成功している。