チームを鼓舞できる熱血CB
【写真:Getty Images】
DF:菊池流帆(きくち・りゅうほ)
生年月日:1996年12月9日(24歳)
所属クラブ:ヴィッセル神戸
2021リーグ戦成績:22試合出場/4得点0アシスト
大学卒業後の2019年にレノファ山口へ加入。リーグ戦では開幕4試合連続でベンチスタートとなったものの、第5節栃木SC戦でフル出場を果たしてからはレギュラーに完全定着している。そして、昨年にはヴィッセル神戸へ移籍しJ1個人昇格。当初は出番がなかったが終盤戦に出場機会を増やし、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ではトーマス・フェルマーレンと共に最終ラインを支えベスト4入りに貢献していた。今季も主力として奮闘している。
いまJリーグで最も伸び盛りのセンターバックといっても過言ではない菊池流帆は身長188cm・体重80kgという魅力的な体格を誇っていて、超パワフルなプレーで対峙した選手を確実に封じ込む。とくに空中戦はJ1リーグ屈指と言えるほど強く、セットプレー時には大きな得点源になることを可能としている。パスの質は高めていく必要がありそうだが、敵からすると嫌な存在であることに疑いの余地はない。
ただ、この男の最大の魅力はなんと言っても“熱血”ということだ。対戦相手に競り勝った際、スタジアム中に響き渡るほど大きな雄叫びをあげることは、今やJリーグファンには有名である。日本代表CBの吉田麻也や冨安健洋はどちらかと言えば冷静に対応できるタイプだが、同チームが世界に勝っていくためには菊池のようなファイタータイプのDFも必要なのかもしれない。
【了】