【写真:Getty Images】
東京五輪(東京オリンピック)・男子サッカーの決勝戦、U-24ブラジル代表対U-24スペイン代表が7日に横浜国際総合競技場で行われた。
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大会連覇を目指すブラジルはリシャルリソンやダニエウ・アウベス、怪我明けのマテウス・クーニャなどが先発。一方のスペインはペドリ、ダニ・オルモ、そしてU-24日本代表との準決勝で決勝ゴールをマークしたマルコ・アセンシオらがスタメンに名を連ねている。
立ち上がりにペースを握ったのはU-24スペイン代表だった。16分にはアセンシオの高質なクロスをミケル・オヤルサバルが頭でボックス内中央に折り返す。DFに当たったボールはゴール方向にこぼれたが、最後はジエゴ・カルロスのクリアに遭い先制とはならなかった。
しかし、20分過ぎあたりから流れはU-24ブラジル代表へ。25分には左サイドを崩し、最後はリシャルリソンが際どいシュートを放っている。
そのブラジルに最大のビッグチャンスが訪れたのは33分。ギリェルメ・アラーナがフリーキックを蹴り込むと、GKウナイ・シモンが飛び出しクーニャと衝突。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の結果これがファウルとなり、ブラジルにPKが与えられている。しかし、キッカーを務めたリシャルリソンがこれを失敗。先制とはならなかった。
それでもブラジルは前半アディショナルタイム、ゴール前の競り合いから最後はクーニャがフリーでシュート。これがゴールネットに突き刺さり、1点リードで前半を折り返している。
追いつきたいスペインは後半、アセンシオとミケル・メリーノを下げブライアン・ヒル、カルロス・ソレールを投入。しかし、当然ながらいきなり流れは変わらず。ボールは持つも相手の守備に苦戦し、カウンターからピンチを招く場面もあった。
それでも61分、ソレールが右サイドを抜け出しクロスを上げると、ファーサイドのオヤルサバルがダイレクトボレー。これが豪快にゴールネットに突き刺さり、スコアを振り出しに戻すことに成功した。
その後は一進一退の攻防が続き、スコアは動かず。勝負は延長戦に突入することになった。
その中で先に追加点を奪ったのはU-24ブラジル代表だった。108分、左サイドを途中出場のマルコムが抜け出すと、最後はシモンとの1対1を冷静に制しゴールゲット。アンドレ・ジャルディン監督の采配が的中する格好となった。
試合はこのまま2-1で終了。ブラジルが2大会連続の金メダルに輝くことになった。
【U-24ブラジル 2-1 U-24スペイン 東京五輪・決勝】
▽得点者
45+2分 1-0 マテウス・クーニャ(ブラジル)
61分 1-1 ミケル・オヤルサバル(スペイン)
108分 2-1 マルコム(ブラジル)
【了】