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【写真:Getty Images】
マルク・ククレジャ(背番号3)
生年月日:1998年7月22日(22歳)
所属クラブ:ヘタフェ
20/21リーグ戦成績:37試合出場/3得点2アシスト
マルク・ククレジャは、裏に抜けるスピードと無尽蔵の体力を武器に、左サイドならどこでもこなせるユーティリティープレイヤーだ。バルセロナのカンテラ(下部組織)出身で、ヘタフェでは主力として活躍。20/21シーズン後半には久保建英とチームメイトとなり、チームのリーガ1部残留に貢献した。攻撃だけでなく、守備もアグレッシブにこなし、縦横無尽にピッチを駆けるククレジャの躍動は必要不可欠だ。
ホン・モンカヨラ(背番号15)
生年月日:1998年5月13日(23歳)
所属クラブ:オサスナ
20/21リーグ戦成績:36試合出場/2得点0アシスト
オサスナのカンテラ(下部組織)のホン・モンカヨラは2019年にトップチームデビューを果たすと、20/21シーズンはスタメンに定着。デビュー2年目ながらリーグ戦36試合に出場し、2得点を挙げる活躍みせた。U-21欧州選手権では、グループステージ全試合に出場したが、新型コロナウイルスの陽性反応が出たことで決勝トーナメント出場は叶わなかった。今大会でU-21欧州選手権での無念をはらしたいところだ。
マルティン・スビメンディ(背番号6)
生年月日:1999年2月2日(22歳)
所属クラブ:レアル・ソシエダ
20/21リーグ戦成績:31試合出場/0得点0アシスト
バスク生まれの生粋のチュリ・ウルディン(レアル・ソシエダの愛称)。2011年にレアル・ソシエダのカンテラ(下部組織)に加入し、2019年4月にはトップチームデビューを果たした。デビュー2年目にはスタメンに定着し、1年後に延期されたコパ・デル・レイ2019/20決勝では優勝に貢献。状況判断能力に優れ、中盤でゲームをコントロールできる選手だ。レアル・ソシエダ出身のシャビ・アロンソ、 アシエル・イジャラメンディの系譜を継ぐ逸材は、今大会注目の選手の1人だ。
ダニ・セバージョス(背番号10)
生年月日:1996年8月7日(24歳)
所属クラブ:レアル・マドリード
20/21リーグ戦成績:25試合出場/0得点3アシスト
レアル・マドリードで結果が残せていないが、ダニ・セバージョスの実力に疑いの余地はない。UEFA U-19欧州選手権優勝、UEFA U-21欧州選手権優勝とアンダー世代でタイトルを獲得。2017年のUEFA U-21欧州選手権では準優勝ながら、大会最優秀選手に選出された。レアル・マドリードへ移籍の際には、バルセロナとレアル・マドリードが争奪戦をした逸材だ。卓越した足元のスキルを持っており、チームのためにハードワークできるセバージョスは、U-24スペイン代表をバルセロナ五輪以来の優勝に導けるのだろうか。
ミケル・メリーノ(背番号8)
生年月日:1996年6月22日(25歳)
所属クラブ:レアル・ソシエダ
20/21リーグ戦成績:26試合出場/2得点4アシスト
ミケル・メリーノは若くしてスペイン、ドイツ、イングランドでのプレー経験を持つMFだ。ドルトムント、ニューカッスルでは出場機会に恵まれずに苦しんだが、レアル・ソシエダに移籍すると才能が開花。高精度なパスとフィジカルを武器に、ボックス・トゥ・ボックスで攻守にわたりチームに貢献している。オーバーエイジとして参戦する今大会、メリーノの経験と存在はU-24スペイン代表にとって、必ずプラスになる。
カルロス・ソレール(背番号14)
生年月日:1997年1月2日(24歳)
所属クラブ:バレンシア
20/21リーグ戦成績:32試合出場/11得点8アシスト
バレンシア生え抜きのカルロス・ソレールは、かつてシルバ2世と言われた程の逸材だ。右サイドを主戦場とし、高精度のクロスとスピードを武器に、受け手としても出し手としてもその能力を活かすことができる。バレンシアユース加入当初はFWだったこともあり、ゴール前での落着きと抜群のシュートセンスも持っている。名だたるメンバーが揃うU-24スペイン代表で、シルバ2世と呼ばれた逸材は再びその名を世界に轟かせることができるだろうか。
ペドリ(背番号16)
生年月日:2002年11月25日(18歳)
所属クラブ:バルセロナ
20/21リーグ戦成績:37試合出場/3得点3アシスト
18歳にしてバルセロナ移籍初年度から37試合に出場、ユーロ2020でも全試合に出場したペドリは、これからのスペインサッカーを担っていく存在だ。技術力が高く、正確無比且つアタッキングサードでみせるドリブルはスペインのレジェンド、イニエスタを彷彿とさせる。U-24スペイン代表でも攻撃のタクトを振るのは、間違いなくペドリだろう。ユーロ2020から十分な休養もなく東京五輪に臨むことになるが、ユーロ2020の雪辱を果たすことはできるだろうか。