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「サムライらしい威厳ある死」 スペイン紙がU-24日本代表の反撃に賛辞【東京五輪男子サッカー】

text by 編集部 photo by JMPA

U-24日本代表
【写真:Getty Images】



【U-24日本 1-3 U-24メキシコ 東京五輪・3位決定戦】

 東京五輪(東京オリンピック)男子サッカー3位決定戦のU-24日本代表対U-24メキシコ代表戦が6日に行われ、日本は1-3で敗れる結果に終わった。スペイン紙『アス』は特に久保建英に注目しつつ両チームの戦いぶりについて報じている。

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 53年ぶりの五輪メダル獲得を目指して決戦に臨んだ日本だが、前半にPKとFKからのゴールで2失点。後半にもCKから3点目を喫し、交代出場の三笘薫が1点を返したあと終盤には攻勢に立ったがそれ以上の反撃はならなかった。

 スペインでプレーする選手として久保への注目度が高い同国メディアは、「クボはメダル無しに終わる」と題した記事で試合を報道。今大会全体を振り返り、久保は「おとぎ話のような始まり」から「苦い結末」に至ったと伝えている。

 久保はグループステージで3試合連続ゴールを挙げるなど「大会最大の注目選手の一人としてスタート」「試合を決め、日本を歴史的偉業へ導くことができるスターだった」と述べる。だが準決勝でスペイン、3位決定戦でメキシコに敗れ、「あと一歩だったが日本はメダル獲得を味わうことはできなかった」としている。

 メキシコに関しては、日本戦で1得点2アシスト、大会を通して4得点と活躍したMFセバスティアン・コルドバを特に称賛。「今大会で最も名を上げた選手の一人」であり、欧州の有力クラブからも注目を集めることになると予想している。

 また、3点のビハインドを背負って勝負が決まったように見える状況でも諦めなかったとして日本の戦いぶりにも賛辞を送った。「サムライらしい威厳ある死。敗北を前にした名誉」とその終盤の奮闘を表現している。

【了】

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