【写真:Getty Images】
バルセロナ一筋のキャリアを過ごしてきたFWリオネル・メッシが、新たな契約を結ぶことなく退団することが現地時間5日に発表された。バルサとラ・リーガにあまりにも偉大な足跡を残した伝説的選手が去ることになった。
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メッシは昨季終了後の6月30日付でバルセロナとの契約が満了。新たな契約が合意に達したと報じられ、5日にもそのサインが行われると予想されていたが、クラブからの発表が行われたのは再加入ではなく退団だった。
そのメッシがバルサで残した記録の数々を、改めて振り返ってみよう。得点数に関するクラブ記録とリーグ記録は事実上全て、しかも圧倒的に塗り替えてしまったと言える。
リーガでの通算成績は520試合に出場して474得点、公式戦合計では778試合に出場して672得点。昨季途中には元チームメートであるシャビ・エルナンデス氏の出場数を上回り、リーガでも公式戦合計でもバルサ歴代最多の出場数となった。
得点数はもちろんリーグ歴代1位であり、2位のクリスティアーノ・ロナウド(311点)をも大きく引き離している。2人が登場する前に記録を保持していたテルモ・サーラ氏(251点)に対しては、メッシは2倍近い差をつけた。
バルセロナに限れば、リーガ通算474得点は2位セサル・ロドリゲス氏(190点)の約2.5倍という圧倒的な数字。リーグ戦以外を含めた公式戦通算得点数は2位ロドリゲス氏(232点)の3倍近くとなった。
リーガでは計8回のピチーチ賞(得点王)を獲得しており、これも6回のサーラ氏を上回り歴代単独最多。昨季まで5年連続で得点王に輝き、これもアルフレッド・ディ・ステファノ氏とウーゴ・サンチェス氏を上回る単独最多記録となっていた。
リーガでC・ロナウドの34回を上回る通算36回のハットトリックや、13シーズン連続20得点以上、16シーズン連続二桁得点、リーガ記録を更新した年間50得点(2011/12シーズン)など、他にも偉大な記録は枚挙にいとまがない。今後これらの記録を塗り替える選手は出てくるのだろうか。現時点では想像し難いが…。
【了】