【写真:Getty Images】
東京五輪(東京オリンピック)女子サッカー3位決定戦のオーストラリア女子代表対アメリカ女子代表戦が5日に行われ、4-3の勝利を収めたアメリカが銅メダルを獲得した。アメリカのFWミーガン・ラピノーは、CKからの直接ゴールを含めた2得点で勝利に大きく貢献している。
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ラピノーは前半8分にアメリカの先制点を記録し、最終的に7点を奪い合う壮絶な試合の口火を切った。左CKから右足でゴール前へ入れたボールが鋭く弧を描き、相手GKも含めて誰も触らないままネットへ突き刺さったゴールだった。
サッカーにおいて時折決まることがあるCKからの直接ゴールは、「オリンピックゴール」という名でも呼ばれている。1924年に行われた国際親善試合で、アルゼンチン代表のセサレオ・オンサリが当時の五輪王者(1924年パリ五輪優勝)ウルグアイ代表から奪ったゴールに由来する名称だという。
ラピノーがオリンピックの舞台でこの「オリンピックゴール」を決めたのは今回が始めてではない。2012年ロンドン五輪でも、準決勝のカナダ女子代表戦で挙げた2得点のうちのひとつがCKからの得点だった。
今回のゴールは高いコースでGKの頭上を抜いたが、9年前の得点は低いボールが相手DFとGKの2人の股間を抜いてゴールに収まった。このゴールは、男女を通してオリンピックの試合で初めて記録された「オリンピックゴール」となった。