【写真:Getty Images】
レアル・マドリードに所属する日本代表MF久保建英は、東京五輪(東京オリンピック)を終えれば新たなシーズンの所属先を決断することになりそうだ。スペインメディアが去就の見通しを伝えている。
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U-24日本代表として出場している東京五輪ではグループステージで3試合連続ゴールを挙げるなどチームの躍進に貢献してきた久保。準決勝のU-24スペイン代表戦でもチャンスはあったがゴールは奪えず、決勝進出を逃した日本は6日にU-24メキシコ代表との3位決定戦を戦う。
五輪での活躍が久保の去就に影響を与える可能性も予想されていたが、結局はマドリーから他クラブへもう一度レンタルされるという既定路線は変わらないかもしれない。スペイン紙『マルカ』や『オンダ・セロ』は4日付記事でいずれも久保はレンタルの可能性が高いと伝えている。
久保の獲得を希望しているクラブとしてはスペインのレバンテやアラベス、オランダのアヤックス、ブンデスリーガのクラブなども各メディアで挙げられている。だが特に有力な移籍先候補とみられているのはこれまでと変わらず、スペインのレアル・ソシエダとマジョルカの2クラブだ。
2クラブの中でもより優位に立っていると報じられているのはソシエダ。久保にとっては昇格組であるマジョルカよりも高い目標に向けて戦えることが見込まれるが、ベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイなどとのポジション争いが容易ではない可能性も指摘されている。
一方でマジョルカはスペイン1年目に所属して活躍したチームであり、久保がすでに環境に慣れ親しんでいること、安定した出場機会が期待できることなどがアドバンテージとなる。いずれにしても、五輪での戦いを終えて一旦マドリードへ戻ったあとクラブと本人が決断を下すことが見込まれる。
2019年夏にマドリーに加入した久保だが、3年目のシーズンも他クラブで過ごす可能性は高そうだ。ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールのスペイン国籍取得が完了すれば、来季2022/23シーズンにはいよいよマドリーでプレーする可能性があるとも予想されているが、そのためには今後1年間で改めて実力を示すことも必要となる。
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